王林の花が咲ききだしました。
周りは赤いぼんぼり状で、真っ白な中心花が咲いているこの状態が一番可愛くて、自分的には大好きです。
これからりんご園は、次々に花が咲きだし一番華やかな時期がやってきます。
満開の花を見ながらの作業は、人にもりんごにもやさしくなれます。
これは、昨年の春に接ぎ木をしたものです。
皆さん、接ぎ木という技術をご存じですか?
この木は王林なんですが、他の品種の枝を接ぎ木する事により、
その先に伸びた枝には、王林ではなく別のりんごになります。
新しい品種や、別のりんごに早く収穫するにはこれが一番!
ちなみに、この写真はうちで最初に収穫が始まる真夏のりんご『恋空』を接ぎ木しました。
まだまだ生産量が少なくて、もぎたてのりんごを待っているお客さんには、大変ご迷惑おかけしています。
すいません m(__)m
春には、苗木も30本植えて、4年後の収穫量2000キロ以上に増やす計画、
少しでも多くのお客さんに対応出来る様に、
したいと思います。
今日も10度を超えるいい天気です。
山手のりんご園の方は、まだまだ雪深いけど、
里の園地は雪融けが早くて、あとこんだけの量です。
あと1週間もしないうちに、なくなっちゃいそう!
今年の春は若干早くなりそうな感じ…
早すぎる春は問題点が多く、りんごにとっては良くないので、何かにつけて心配です。
最近はプラス気温の日が多く、
昨日はず~っと雨が降ってたので、かなり融けたかな? と思ったら全然…
やっぱ今年は雪が多いな~!
りんご園には、まだまだ雪がいっぱい!
80センチはあります。
雪質はザラメ状態になっていて、ぐんぐん雪融けがすすみ、
りんごの木の熱で、写真のように木の周りは空洞になっています。
地下で眠っていたねずみも活動始めたみたいで、木の皮がかじられてるのも見えてきました。
今出来る対策として、
剪定しながら木の周りの雪を足で踏み、空洞をなくしてます。
最高の青空、晴天の中での剪定も最高!
りんご作りには、剪定作業と病害虫防除はとても重要な位置にあります。
美味しいりんごが出来るまでには、季節によっていろいろ作業がありますが、今はこの剪定作業!
そこの園地のこだわりや個性が形にでます。
一年間の作業で、自分にとっては一番あつくなれる大好きな仕事です。
園地によって『ふじ』の花芽が弱いものもあり、
そんな木は、よう~く確認しながら剪定…
時間をかけます。